ボクサーの方のトレーニング、アップの一つとして縄跳びをされているのを観たことがある方たくさんいらっしゃると思います。縄跳びのをす訳と高速跳びのやり方を今回は伝えていきたいと思います!
■ロッキーで有名!ボクサーが縄跳びをする理由
ボクサーが縄跳びをする理由には3つあります!(1)リズム感を養う
ボクシングをする時に、とても大事なのがリズム感と言われています。プロボクサーの試合を見ると分かりますが、選手の足は常にリズムを刻むようにステップを踏んでいて、それがパンチのタイミングには必要なのです。
強いボクサーは縄跳びがとても上手だと言われていて、そこで養われたリズム感を使うことで、相手のリズムを崩しながら自分は強弱を付けたパンチを出すことができます。いつまでも上達しない人の試合を見てみると、手足の動きがちぐはぐで、リズム感がない動きだと分かります。言い換えれば、縄跳びが上手にできない人は、ボクシングも上達しないということなのです。
(2)手首・腕を鍛える
縄跳びは、ボクシングに必要な手首と腕の柔軟性や強さを養うことができ、ある程度重さがある縄跳びを使うことで手の強化につながり、強いパンチを出せるようになります。腕を鍛える方法はいくつかありますが、手首を効果的に鍛える方法はあまりなく、縄跳びをすることで手首と腕全体を同時に強化することができると言うわけです。
また、縄跳びを回す手首は常に一定の速さで動いていて、パンチを出す時のリズムはもちろん、柔軟性にも役立っているのです。
(3)持久力を養う
ボクシングで戦うためには持久力がとても大切になってきます。どんなに強いパンチをくり出しても、体力がなく途中でばててしまっては力が出ません。そのため、オールラウンド戦えるように縄跳びで持久力を養っているのです。
持久力を養うためにはマラソンが効果的だと思うはずですが、これはもちろんトレーニングの中に入っていて、練習の前や後にはマラソンをする選手がほとんどです。
それだけではなく、時間と場所を有効に使うことができる縄跳びをプラスして行っているということです。縄跳びをしたことがある人はわかるはずですが、長時間飛び続けるのはとても持久力が必要で、体中の筋肉を使うことになります。
これだけ効果的なトレーニングをわずかなスペースと縄一本でできるのですから、ボクシングのトレーニングには最適です。
■動画で覚える!縄跳びトレーニングのやり方
ボクシングジムで見かける縄跳びは、一定のリズムで跳んでいるのが分かります。正しい飛び方をしなくては縄跳びを用いたトレーニングも意味がありません。それでは、正しい跳び方とはどのようなことでしょう?
• 手首のスナップをきかせて縄を回す
• 足の裏全体を付けずにつま先だけで跳ぶ
• 背筋を伸ばして下を見ない
• リズムを感じながら跳ぶ
これらを守れば、ボクサーが行っている正しい跳び方ができます。
https://www.youtube.com/watch?v=moJBNjJpEy4
■トレーニング用のおすすめ縄跳び
①長さを選ぶ
縄跳びの長さは、縄跳びを持ち、地面に垂らした状態で縄跳びの真ん中を踏んだときに、持ち手が腰にくる長さが適切です。腰の高さにあわせておくことで、ムダな体力を使うことなく、長時間にわたって飛び続けることができます。一昔前は、「身長+55cm」という基準もありましたが、腕の長さや足の長さは千差万別なので、おすすめしません。
縄が短すぎると、足に引っかかりやすくなるほか、縄の回転が早くなり非常に扱いにくいです。逆に長すぎると、地面にぶつかった縄が跳ね返ってくる「縄ハネ」と呼ばれる現象が起こり、跳びにくくなってしまいます。
②種類を選ぶ
縄跳びといっても、さまざまな種類があり、大別すると「布」「ビーズ」「ビニール」「ワイヤー」の4種類があります。それぞれ素材はもちろんですが、重さにも違いがあります。商品によって個体差はありますが、
布>ビニール=ビーズ>ワイヤー
の順で重くなっています。
もし純粋に有酸素運動をしたいのであれば1番軽いワイヤーがおすすめ。少しの力で回すことができるので、身体にかかる負荷が少なめです。
しかし、軽すぎるがゆえに扱いにくいというデメリットがあるので覚えておきましょう。有酸素運動以外に、腕や肩周りの筋トレも行いたいとい人には、布がおすすめです。
ワイヤーよりも扱いやすいですが、腕と肩に負荷がかかるため、どうしても疲れやすくなってしまいます。また、ほど良く腕と肩に負荷がかかり有酸素運動も長時間できるバランスのよいタイプが、ビニールとビーズです。
重さのある縄跳びの方がよりトレーニングには効果的です。
終わりに
今回は動画も載せました!みなさんもボクサーのような高速縄跳びを身に着けて素敵なトレーニングとボディースタイスを手に入れましょう!!